日差しが強いシーズンになってきましたが、皆さんは「日焼け止め」をしっかり使用していますか?
毎年4月~5月にかけて紫外線量が日々増えていくと言われています。
日焼の積み重ねは老化を加速します!
ですので、必ず日焼け止めを使用してくださいね。
「日焼け止め」についてのお話はまた次回にしまして
本日はクレンジングオイルについてお伝えしようと思います。
日差しの強い夏のシーズンには汗や皮脂に強い「日焼け止め」を使用していると思います。
その様な汗やい皮脂に強い日焼け止めを使った後は、しっかりとメークを落とせるオイル系クレンジングを使用しましょう。
クレンジングオイルってどうなの?
様々なタイプのクレンジングがありますが、一番商品数が多いのがクレンジングオイルではないでしょうか。
クレンジングオイルは濃いメークや毛穴の汚れをしっかり落とす物として定着していますが、一方で洗浄力が強すぎるため洗った後にお肌の乾燥が気になったり、「オイルは老いる」という言葉が流行ったりと悪いイメージを持たれている方もいるかと思います。
クレンジングオイルは選び方によって素晴らしいクレンジング料であり、一方でお肌に悪影響を与える可能性も秘めています。
クレンジングの中でも洗浄力が一番高いからこそ、肌に対する影響を考えて選ぶ必要があります。
つまり
クレンジングオイルとは
以前クレンジングオイルは
オイル成分+活性剤
であることをお伝えしました。
オイル成分がメークとなじみ、お肌から浮き上がった状態のところに水を加えて乳化をさせることで、活性剤がオイル成分を包み込みきれいに水に溶け込ませることができます。
選ぶオイル成分の種類でメーク落ちの良さが変わります。
鉱物油(ミネラルオイル等) > エステル油 > 植物油(オリーブ種子油等)
そして、選ぶ活性剤によってメークとなじんだオイル成分をいかに水に溶かし込むかが変わってきます。
クレンジングオイルは肌に良くないのでは?と言われる理由
クレンジングオイルが敬遠される理由とはどこにあるのでしょう。
実は、どのような活性剤をどの程度使用しているかによってお肌に影響が出る可能性が出てきます。
乳化力の強い活性剤を使う事でオイル成分とメーク成分だけではなく、お肌の細胞間脂質も同時に引っ張り、水に溶かし込んでしまいます。
乳化力の強さは活性剤量にも関係してきます。
つまり、乳化力の強い活性剤をお肌がさっぱりと感じる程の量を使用する事で乾燥を引き起こす可能性があるという事になります。
例えば…
食器用洗剤で手が荒れてしまう、赤切れができてしまう、という事はよく聞く話ではないでしょうか。
これはお皿に残った油を浮き上がらせ、水に溶かし込むために乳化力の強い活性剤を高い濃度で使用しているため、お肌の油性成分も持っていかれてしまうためです。
基本的にはPEG系活性剤の方が乳化力が強いと言われています。
上記の例にも出したように、食器用洗剤には「合成界面活性剤」、つまりPEG系活性剤が使用されています。
もちろん、クレンジングオイルに配合されている活性剤量は食器用洗剤と比較し、少量です。
ですが、クレンジング力が高く、使用後にお肌の乾燥を感じるようであれば、活性剤量が多いのかもしれません。
食器用洗剤の例を見ると、PEG系活性剤を使用しているクレンジングは不安ですよね。
ポリグリセリン系活性剤のクレンジングを選ぼう!
一方ポリグリセリン系活性剤は比較するとやや乳化力が弱く、落としすぎを防いでくれます。
実際に同じ乳化力のPEG系活性剤とポリグリセリン系活性剤を比較すると、肌に対する保湿力はポリグリセリン系活性剤の方が高いと言えます。
であれば、食器用洗剤もポリグリセリン系活性剤にして欲しいですよね。
これは活性剤自体の原料原価の違いや、活性剤自体の扱いやすさが関係します。
ポリグリセリン系活性剤はグリセリンいくつか付いた活性剤でクレンジングオイルへの配合にはやや技術が必要です。また、比較的高価な活性剤です。
一方、PEG系活性剤は安く扱いやすい
ドラッグストアのクレンジングオイルを見ると、低価格のクレンジングオイルはほぼすべてPEG系活性剤を使用しています。
冒頭に記載した、「クレンジングオイルは洗浄力が強すぎるため洗った後にお肌の乾燥が気になったり、「オイルは老いる」という言葉が流行ったりと悪いイメージを持たれている方もいる」
というのは、比較的安価な、とにかく落ちればよいクレンジングが該当します。
また、高級化粧品の中でもPEG系活性剤を使用しているものもあります。
大手メーカーはメーク落ちと乾燥を見ながら処方しているのと、活性剤以外のエキス成分へのこだわりがあるように思います。
以前の記事でも述べましたが、クレンジングはメーク汚れ落とす物なので、肌に効果のある成分はいらないですよね!
クレンジングはスキンケアの中で一番肌のきれいさを左右します。
クレンジングにこだわっている製品は「PEG系活性剤フリー」の文言が入っていると思いますので、
ぜひ「PEG系活性剤フリー」を目安に選んでみてください。
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